馬喰町にて
うっすらと駐車禁止の文字が見える。よくある注意書きだが大事な注意文字が年月で消えてしまい、グラフィティ、または絵画・トマソンに成り代わっている。看板の行く末は絵画なのかもしれない。
両国駅にて
駅近くの路地ビル1階にあるカフェテリアの看板。
フォークやカクテルのイラストがかわいらしく温もりがあふれている。
看板の素材や塗料を見る限り一発勝負で描いているようなのだ。「ニューストン」や「お食事」の文字は丁寧に描かれているが「カフェテリア」の文字だけ雑に感じる。食欲がわかない。
国立市にて
急な坂道の途中にある電柱に描かれた「注意」の2文字。
自転車で勢い良く下る途中にこれを見つけ、何に注意してよいのかわからず逆に危ない思いをした。「意」のくっついたり離れたりしたエレメントなど、良く見るとこだわりを感じる文字。
黄色い「注意」に新鮮みを感じた。
立川市にて
トタンに手書きで描かれた地図。中華そばや美容室はより多く町内会にお金を落とし、広告枠が大きいのかもしれない。よく見るとスペイン料理屋(地図中央右)はやきとり屋の上に後から重ねて塗られており、この地図は日々更新されているように見える。黄色い面や緑の太い線がレイヤー状に重ねられていて美しい。
JR馬喰駅校内にて
薬局の看板。正円を基調にかわいらしくまとまっている。
地図も丸みを帯びていて妙にふてぶてしい。
東京駅にて
丸ゴシック体で書かれた看板に、手書きで注意描きが足されている。
上の文字に似せようとした駅員の努力が妙なクセを生んでいる。
右上がりの「の」ひかえめな「で」がユニーク。この看板はエスカレーターの途中にあり、あわててシャッターを切ったため手ぶれが激しい。ちなみに戻って2度挑戦した。
神田駅前付近
伊豆〈イづ〉ではない。イブ。
神田駅西口にて
飲み屋の看板。7の文字に食い込まれたBARの文字。英語、数字、カタカナに統一感があり、謙虚に塗られたフチの黒が効果的。
喫茶店に貼られた豆の原産地が書かれた張り紙。コピー用紙に鉛筆で下書きし、黒マジックで丁寧に書かれている。
クリーニング屋の看板。入念なゴシック体。
立川市内にて
街の診療所(クリニック)でなぜかお馴染みの書体。角ゴシックをベースに漢字のハライに当たる部分がやや鋭角にデザインされている。色彩の振り方や膚の文字をカタカナにするなど認識しやすい処理がなされている。
立川市内路上にて
三角コーンに手書きで書かれている。太めの面相筆またはマジックで一息に書かれており気持ちのいい文字。しかも、これとまったく同じ文字・クオリティーの三角コーンが10本ほど群れをなしていた。
立川市の民家にて
ベニヤ板に丁寧に書かれた民家の警告文。非常にセンスを感じる。マスキング処理等を一切おこなわずに面相筆で丁寧に書かれた文字は、グリッドシステムにのっとったデザイン処理がなされて見える。禁の文字が特に特徴的でシンメトリーの文字を活かしきっている。残念ながら無の文字の全体は撮影できなかった。
立川駅北口近辺にて
コーヒー喫茶エリムの看板。こじんまりした老舗の喫茶店、ハンガーのような形でつくられたロゴだがこのデザインと店との関係性はまるでない。
立川北口駅付近にて
繁華街の地下にある「バー Jolly Jive」。ヨ・ヤ・イが小文字だが、リの文字も小文字のような扱い。ヨ・ヤ・イの書体が他と違い若干ふくよかに見える。飲み屋ならではのチャンポン書体でつくられている。
街で見かけた看板や地図などの文字を写真で収集しています。不毛な趣味。 小さな街の警告文や店舗には丸ゴシック体(フォント名は不明)が使われる事が非常に多いと最近の調査でわかった。明朝系は以外と希有。